芸術村のメイン施設、「清春白樺美術館」へ。こちらと、ルオーの礼拝堂の設計は、「谷口吉生」氏。
ニューヨーク近代美術館新館などの設計でも知られる、こちらも日本を代表する世界的建築家です。
白樺美術館は、武者小路実篤や志賀直哉など白樺派の作家たちが夢見た「幻の美術館」を、両氏とも親交のあった「吉井長三」が実現したものだそう。
彼らが収集した、セザンヌ、ピカソ、ロダンなどの作品のほか、梅原隆三郎、岸田劉生、高村光太郎、バーナード・リーチなどの作品が楽しめました。中でも、ルオーの宗教画のコレクションは、圧巻です!
高村智恵子の「樟」も良かったです。
白樺美術館とルオーの礼拝堂の間の奥には、新宿から移築した、「梅原龍三郎」のアトリエも。
中には入れませんでしたが、外から中を覗いてみました。
その脇には、一般人立ち入り禁止の芸術家たちのアトリエ棟。
梅原アトリエ邸の前には、芸術村誕生にも関係した、「小林秀雄」の庭の桜も(こちらは、鎌倉から)
いやはや、いろんな本物が錯綜してる、交差してる、素敵な所です。





芸術家たちの居住棟にもなっている、施設の真ん中のこちらの建物は、ギュスターブ・エッフェルが1900年のパリ万博の「ワイン館」として設計し、後に、モンパルナスに移築され、若き日のシャガールやスーチン、モジリアニなどの巨匠が住んでいた「ラ・リューシュ」を模して作られたもの。

こちら、本物の「ラ・リューシュ」の模型。
他にも「白樺図書館」などもありました。

今年の秋には、レストランがリニューアルオープンなんだとか・・・。
そのレストランを手掛けているのは、杉村博司氏なのだそう・・・。いまだ進化を続ける「芸術村」です。
http://www.kiyoharu-art.com/index.htm
帰り際に話しかけてきてくれたおじさん、オーナーの方でした。話し始めた時に彼に電話がかかってきて、貴重な話を聞きそびれましたが、感謝の気持ちを込めて、深く会釈してお別れしました。
直島にも一緒に旅行した亡くなった友人と、ここ来たかったです・・・・。
駐車場にあった倉庫と思われる建物もなんだかおしゃれなのでした。

ここ、何度も通いたくなる素敵なとこでした。
「御嶽山」の神様たちが巡り合わせてくれた場所かもしれませんね!
これ、おもしろかったです!

谷口吉生「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・図書館」―建築を見る (エスキスシリーズ)
- 作者: 古谷 誠章
- 出版社/メーカー: 彰国社
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
倉庫と思われる建物の色
異国の色ですね~(^^)
どんだけ、引き出し持ってんねん!すごすぎ~
駐車場の倉庫、ベルギーのリゾート海岸でみかけた小屋を思い出しました。
お洒落です。
褒めすぎです!
いろんな世界を見せてくれた、出会わせてくれた、諸先輩方に感謝、あるのみです。