2011年03月17日

中欧を巡る旅その50 ウィーン3日目6 美術史美術館 2010.11.16

カフェ・ゲルストナーでお腹を満たした後は、art観賞です。
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「美術史美術館」、エジプト、ギリシャ、ローマからのヨーロッパ絵画の流れをたどることのできる広大な美術館です。
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今回、訪問の目的は、2つ。ひとつは、「ベラスケス」。
呪われた血、スペイン・ハプスブルク家の「王女マルガリータ」を一目見たかったのです。
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そして、「マルガリータ」の弟「王子フェルペ・プロスペロ」。ベラスケス最晩年の作品です。
透き通るような白い肌は、鳥肌ものでした。
スペイン・ハプスブルク家にとっては、待望の王位継承者。スカートの鈴は、無事に育ってくれることを祈ったお守りです。
願いもむなしく、王子はベラスケスの死後、4歳の若さで亡くなってしまいます。
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もうひとつの目的は「クリムト」です。
若かりし頃の「クリムト」の作品が大階段の壁に描かれています。
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この大階段を見上げるたところの壁面です。
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柱の回りがクリムトの描いたもの。
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また、ルーベンスとブリューゲルのコレクションで有名な美術館。
「農民画家ブリューゲル」と言われるピーターの作品、実に丹念に描き込まれています。
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こちらも有名な「バベルの塔」。愚かな人間を描いた象徴的な作品ですね。
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こちらも「ブリューゲル」。
とは言っても、ピーターの息子「ヤン・ブリューゲル」の作品です。
「花のブリューゲル」と言われるヤンの代表作です。
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「ルーベンス」の「メデューサの頭部」です。怖すぎます・・・・!
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建物も美術品。とても綺麗な美術館です。
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前に拡がる庭園では、マリア・テレジアの銅像の回りに「クリスマス市」が準備されていました。(いち早く開いていたお店もありました)
「美術史美術館」と兄弟建物の「自然史博物館」には、今回も行けませんでした・・・。
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「美術史美術館」を後にして、「フンデルトヴァッサー」を目指しました!


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  • 作者: ノルベルト・ヴォルフ
  • 出版社/メーカー: タッシェン
  • 発売日: 2001/10/10
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グスタフ・クリムト (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ) (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

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  • 作者: ジル ネレー
  • 出版社/メーカー: タッシェンジャパン
  • 発売日: 2000/11/01
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ブリューゲル (ニューベーシック) (ニューベーシック・アート・シリーズ)

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  • 作者: ローズ=マリー・ハーゲン/ライナー・ハーゲン
  • 出版社/メーカー: タッシェン
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ブリューゲル・さかさまの世界―子どもの遊び;ネーデルランドのことわざ;バベルの塔

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 1988/09
  • メディア: 単行本
posted by ryo at 22:05| Comment(11) | TrackBack(0) | ウィーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
建物内部も、展示品もどれも本当に見事ですねぇ。
思わず見とれてしまいました。
Posted by hayama55 at 2011年03月18日 06:57
震えるほどの美術品ってありますね。
Posted by デルフィニウム at 2011年03月18日 09:16
hayama55さん、コメントありがとうございます。
2度目の訪問でしたが、何度行っても楽しめる所です。日本のように混み合っていないのもいいですね。
Posted by ryo1216 at 2011年03月18日 18:42
デルフィニウムさん、コメントありがとうございます。
そう、震えるほど・・・の。立ち尽くしてしまう美術品に出会えるのは、ほんとに幸せなことだと思います。
Posted by ryo1216 at 2011年03月18日 18:44
こんばんは。
建物自体、本当にすばらしい美術館ですね。
いわく付きの絵画がたくさんありますね。写真を見せていただいただけで圧倒されてしまいそうです。
Posted by sig at 2011年03月19日 20:05
全てが芸術ですね!
実物を見てみたい・・・(@@)b
Posted by 淳司 at 2011年03月20日 09:30
わ~~ここもいいですね~~~!!
見てるだけでわくわくします。
知っていて見ると又ひと味違いますよね。
このサイトでは、本当にいろいろ紹介していただき
勉強になっています。
Posted by ram at 2011年03月20日 17:18
sigさん、コメントありがとうございます。
ハプスブルクの財力とセンスのおかげですね。ヨーロッパ三大美術館と言われるだけの(三大には諸説ありますが・・・)ものはあります。
Posted by ryo1216 at 2011年03月22日 17:43
淳司さん、コメントありがとうございます。
ここも素敵なところでした。実物はやはり違います。いつか是非に!
Posted by ryo1216 at 2011年03月22日 17:53
ramさん、コメントありがとうございます。
勉強だなんて、恐縮してしまいます。是非、気楽に眺めてやってください・・・ね。
Posted by ryo1216 at 2011年03月22日 17:59
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